まつ毛パーマ後に「まぶたに当たる」原因と対策|ロッド選びとデザインで快適に

まつ毛パーマをかけたのに、毛先がまぶたに当たってチクチクすることがあります。
不快感の原因は「デザイン設計」や「ロッド選び」、自まつ毛やまぶたの特徴、そしてアフターケアの積み重ねなど複数の要素が絡み合って起こります。
多くの場合はロッドの太さやカーブ、巻き上げ角度の微調整で改善できるため、諦めずにプロへ相談するのが近道です。
「まぶたに当たる」よくある原因

主な原因は次のとおりです。
- ロッドの太さ(径)やカーブが目の形・自まつ毛の長さに合っていない。
細いロッドで立ち上げが強すぎると、毛先が前方へ押し出されてまぶたに触れやすくなります。 - ロッドのセット位置が低い、または巻き込み過多で毛先が内側に返っている。
毛先が内巻きになると上まぶたへ干渉しやすくなります。 - 自まつ毛の長さ・硬さ・生え癖(下向き・横向き・逆さ気味)。
長くて硬い毛はわずかな角度差でも接触を感じやすくなります。 - まぶたのタイプ(奥二重・一重・重ため・むくみやすい)。
まぶたが下がりやすい方は、強いリフトで当たりやすくなります。 - アフターケアや生活習慣の影響。
うつ伏せ寝、洗顔後に毛流れを整えない、根元にオイルがつくなどで形が変わることがあります。
痛み・赤み・かゆみ・強いゴロゴロ感などの異常がある場合は、自己判断で触らずに眼科を受診してください。
自分でできる応急ケア

- 洗顔後の半乾きのタイミングでスクリューブラシ(コーム)を使用し、毛流れを「斜め上・外側」にやさしく整えます。
完全に乾くまで同じ方向で置くと形が落ち着きやすくなります。 - 就寝時はうつ伏せやまつ毛を枕に押し付ける体勢を避けます。
気になる側を上にして寝ると摩擦を減らせます。 - アイクリームやオイルが根元につかないように塗布位置を調整します。
根元の油分はカールの変形や接触感の原因になります。
ビューラーで強く挟む・まつ毛を切る・薬剤を使ったセルフ処置はトラブルの元になるため避けてください。
サロンでできる具体的な解決策(ロッド選びとデザイン)

サロンでは目の形、自まつ毛の長さ・硬さ・密度、生え癖、生活習慣まで確認して最適なロッドとデザインを選択します。
根元・中間・毛先の薬剤コントロールや放置時間の調整で、当たりにくい角度へ微調整します。
症状 | 想定原因 | サロンでの調整 | おすすめデザイン/ロッド |
---|---|---|---|
毛先が上まぶたに触れてチクチクする。 | ロッドが細すぎ・立ち上げ過多・巻き込み過多。 | ロッドを1〜2サイズアップ、立ち上げ角度を緩める、毛先はストレート気味に整える。 | 緩やかなカールロッド(M〜L)、根元リフト70〜80%設計。 |
目尻だけ当たる・流れる。 | 目尻の生え癖とロッドのカーブが不一致。 | 目尻のみロッド変更や角度外向きに、部分戻しで角度を整える。 | 目尻専用カーブのロッド、J〜Cカールの緩め設計。 |
目頭が当たる・視界に影が落ちる。 | 目頭の毛が長い/密度が高い、ロッド位置が低い。 | 目頭のベースを弱める、ロッド位置を上げる、方向補正を行う。 | フラット系ロッドやポイントリフト設計。 |
夕方だけ気になる。 | むくみや摩擦でまぶたが下がる。 | 全体の角度をわずかに低めに再設計、短い毛を優先して角度を安定させる。 | カール控えめのロッドとナチュラルデザイン。 |
仕上がりに違和感がある場合は、早めにサロンへ連絡し、手直しや部分的な「戻し」を相談しましょう。
ロッドとは?選び方の考え方

ロッドはまつ毛を巻き付けて形を作る道具で、太さ(径)やカーブ、長さ、断面の形状など多くの種類があります。
同じ「立ち上げ」デザインでも、ロッドと巻き上げ位置のわずかな違いで毛先の向きや当たり方が大きく変わります。
「ロッド選び」はデザインの9割を決めると言われるほど重要で、まぶたへの当たりにくさにも直結します。
- 長い・硬い・密度が高いまつ毛には太めのロッドでカーブを緩やかに。
角度をなだらかにすることで接触を抑えます。 - 短め・柔らかいまつ毛には細めのロッドでリフト感を補助。
ただし根元の立ち上げ過多は避け、毛先はストレート気味に。 - 奥二重・重ためまぶたは中央の角度を控えめにして外側へ流す設計が有効。
目の開きに合わせてロッドのカーブを選びます。
失敗しにくいデザイン選びチェックリスト

カウンセリングで次の項目を共有すると、仕上がりの精度が上がります。
- 目のタイプ(一重・奥二重・二重・まぶたの厚み)。
- 自まつ毛の長さ・硬さ・本数、生え癖(下向き・横向き)。
- 日常の過ごし方(うつ伏せ寝の有無、スポーツ、サウナ)。
- メイクの好み(マスカラの種類、ビューラーの頻度)。
- 「まぶたに当たるのが苦手」など避けたい状態と、理想の見え方。
初回予約の備考欄に「まつ毛パーマでまぶたに当たらないデザイン希望」と一言添えると、ロッド選定や設計の準備がスムーズです。
よくある質問

Q.慣れるまで何日かかりますか?
個人差はありますが、2〜3日で馴染みを感じる方が多いです。
それでも接触が続く場合は、サロンで角度の再調整を相談しましょう。
Q.すぐにかけ直しても大丈夫ですか?
薬剤処理の連続はダメージにつながるため、全かけ直しは1〜2週間は様子を見るのが一般的です。
気になる部分だけの「戻し」や角度補正ならダメージを抑えやすいので、必ずプロに判断を仰いでください。
Q.セルフで直せますか?
セルフの薬剤・強いビューラー・カットはリスクが高く推奨できません。
ブラッシングで毛流れを整える程度に留め、早めにサロンへご相談ください。
ご相談・ご予約のご案内

「まつ毛パーマがまぶたに当たる」お悩みは、ロッド選びとデザイン設計の見直しで解消できるケースがほとんどです。
当サロンでは目の開き方やまぶたの形、自まつ毛の特性まで丁寧に分析し、当たりにくく快適な仕上がりをご提案します。
快適でストレスのないまつ毛パーマで、毎日のメイクと視界をもっと心地よく。
あなたにぴったりのロッドとデザインを一緒に見つけましょう。